『カモメになったペンギン』

 こんちには。コアネット教育総合研究所川畑浩之です。

 唐突ですが、『カモメになったペンギン』(ジョン・P・コッター 藤原和博訳 ダイヤモンド社 2007年)という書籍をご存知でしょうか。

ちなみに、
−書籍 帯の紹介−
変わらなければ、生き残れない。仲間を危機から救ったペンギンのリーダーシップに学ぶ、組織を変革するためのもっとも平和的なアプローチ。」

著者のジョン・P・コッターは
『企業変革力』日経BP社 、続編として『ジョン・コッターの企業変革ノート』日経BP社 という書籍を出している人物です。ハーバードビジネススクールの教授であり、世界中でセミナーや講演活動を行っているとのこと。
組織変革のプロセスやポイントを、寓話風に(ペンギンが主人公です)紹介していて、
大変読みやすい。

その著者が日本のことを次のように評しています。
「日本の中間層や底辺の人々は、マネジメント能力は長けていても、状況を打開する、変革するリーダーシップにおいて、その潜在能力を十分に引き出していないように見受けられます」

確かに、変革=現状を変えることを苦手にしている人が多いかも。
そして、個人的な見解かもしれませんが、学校組織は、変わらない(変わりにくい)組織であり、どことなく変わらないことが「GOOD JOB!」という風土でもあるような気がします。


もちろん、ストーリーやタネ明しはしません。

ある学校では、この書籍を夏期の教員研修の教材にされたとも聞いています。
この書籍から学べることは多く、こうしてブログに紹介しています。

ちなみに、
「ペンギンたちが実行した八段階の変革プロセス」を紹介しますね。

① 危機感を高める
② 推進チームをつくる
③ ビジョンと戦略を立てる
④ ビジョンを周知する
⑤ メンバーが行動しやすい環境を整える
⑥ 短期的な成果を生む

あと、2つの段階がありますが、あとは書籍を手に取り、表紙を捲り、右のページを
ご覧ください。

⑦と⑧の段階が気になりました?

もうひとつ、訳者の藤原さんのあとがきから
「つくづく、思う。最初の五人が肝心だよなあ、と」。実に的を得ている!
読みたくなりました?