PIAAC(国際成人力調査)

おはようございます。コアネット教育総合研究所の川畑浩之です。

7月26日 大学マネジメント研究会が主催する、大学政策フォーラムに参加しました。
文部科学省 高等教育局 大学設置室長の今泉柔剛氏が「OECDから見た日本の高等教育の姿と課題」というテーマで講演を行いました。

OECDのプロフィール、グリアOECD事務総長の訪日時の提言、今泉氏の視点での日本の高等教育の現状分析など、多くの刺激を受けることができました。

その中でも、ひとつだけご紹介。

OECDと言えば、PISA(国際生徒学習到達度調査)が有名ですね。たびたび、日本教育の国際競争力を測る指標として登場します。
15歳を対象とした学習到達度調査ですね。

で、今回ご紹介したいのは、PIAAC(国際成人力調査)が10月に結果公表されるというお話。
お恥ずかしながら、PIAACの存在すら知りませんでした。


以下、文部科学省のホームページから。

「国際成人力調査(PIAAC=ピアック)は、OECDが実施する「成人が持っている日常生活や職場で必要とされる技能(成人力)」を測定することを目的とした初めての本格的な国際比較調査であり、欧米諸国や日本を含む24か国が調査に参加しています(平成25年2月現在)。
 全国の16歳から65歳の男女個人を対象として、「読解力」「数的思考力」「ITを活用した問題解決能力」および調査対象者の学歴、職歴などについて調査することとしており、その調査結果は、成人の能力と教育・職業訓練との関係などを分析し、生涯学習や学校教育に関する施策の立案に活用されることが期待されています。」(文部科学省


日本の中等教育は、教育成果が高く世界から高い評価を受けています。
その後の高等教育の成果はいかがなものか、この調査によって、報告されることでしょう。